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イラストレーターが教えるイラスト上達法

【予防・改善策】イラストを上達するために!上達できない人の特徴とは

ここではイラストを上達する上で初心者にとくにありがちな

  1. 失敗する特徴
  2. 上達できない方の特徴

こういったものを掲載いたしました!初心者の方は参考にしながら、上達するためのステップにしてください!

イラスト初心者はイメージだけで描くと失敗しやすい。

想像だけでイラストを描こうとするイラスト初心者の女の子

イラストが上達しない方によく見られる特徴のひとつは、何も参考にしないで、自分の頭の中にあるイメージだけで描こうとすることです。

イラストを描くにはイマジネーションの豊かさが大事だという考え方もあるでしょうが、それもまずは基礎がしっかりしているという前提があってこそです。

たとえば人間の体の構造を良く知らないでイラストを描くと、骨格がおかしかったり、関節が変な方向に曲がっていたりして、失敗だと感じるような仕上がりになってしまうことがよくあります。そのような絵は、例えパーツの一つ一つが上手に描けていたとしても、全体的に違和感を感じさせてしまうものとなってしまうのです。また、建物や機械のような人工物であっても、その構造を知らずにイメージだけを頼りに描けば、現実にはあり得ないようなバランスだったり、パーツの配置だったりする絵になってしまいます。

このような問題を解決するためには、描こうとするものの構造や仕組みについてよく知ることが肝心です。したがって、写真やフィギュア、人体構造図などの参考となるものを目の前に置いて、それを見ながら描き進めて行くと良いでしょう。実はプロのイラストレーターでも、参考資料を見ながら描いていることが多いのです。

 

似たような構図ばかり描いていては上達できない。

イラストが上達しない方によく見られる特徴として次に挙げられるのは、似たようなイラストばかりを描いてしまうことです。そのようになってしまう原因は、自分の得意とする題材や構図はスラスラと気持ち良く描きやすいので、知らず知らずのうちにそういったものばかりに偏ってしまうことです。

このような特徴の方には、人物を描く時に顔が同じ方向を向いた絵ばかりになってしまう問題が良く見られます。

そうなるのは、実は人間の体の仕組みからすると自然なことなので、ある意味では仕方がないと言えることです。たとえば右利きの人なら、左向きの顔の絵を自然と描いてしまいがちなのですが、それは右に向かって引く線が多くなるからです。

手の構造から右方向、つまり利き手に近付く方へは手を動かしやすく、その逆は動かしにくいため、どうしても左に向かって線を引くことが多くなる右向きの顔は描きづらくなります。しかし、苦手な絵は描きたくない、体の構造上仕方がないと諦めていては、イラストの上達は見込めません。この問題の解決策は、色々な題材や構図の絵を意識して描くように心がけることです。

最初は苦手意識のある絵であっても、練習を重ねるうちに少しでも上手くなりますので、諦めずにチャレンジすることが大事です。

 

イラスト初心者におすすめの練習法は、トレースと模写!

初心者にとくにおすすめのイラスト上達法としてまず最初に挙げるのはトレースです。

トレースとは?

トレースとは、参考にしたいと思う他人の描いたイラストの上にトレース用の紙を乗せて、その線をなぞるようにしてそっくりの絵を描くことを言います。

 

単に線をなぞるだけでは、何の練習にもならないのではないかと思う人もいるかも知れません。しかし、そうすることによって、上手な人の線の引き方や構図の捉え方などの技術をみにつけられるので、イラストを描き始めた人におすすめの練習方法です。

 

模写も上達法としておすすめ。

次に挙げられる上達法は模写です。模写はトレースと同じように、絵が上手な人の真似をする練習法ではあるのですが、ただ単に線をなぞるだけではなく、自分の目で見てそっくりに再現しようと工夫するという練習法なので、トレースよりも少しハードルが高くなります。この模写を行うと、元になったイラストの線の引き方や構図の取り方を学べるだけではなく、目の前にあるものをしっかりと観察する力が養われるというメリットがあります。
 

また、他人の絵を真似して描くとは言っても、そっくりに描くためには元の絵で使われている色々な技術を駆使する必要があるので、自己流で学ぶよりも効率良く技術を向上させることが期待出来ます。

 

 

投げ出さずに上達するために必要なこと

イラストを上達する上で、絶対に避けては通れないことがあります。それは描いている途中で投げ出してしまわないことです。たとえば失敗したと感じる部分が出てきたり、描くのに手間がかかる面倒臭い部分があったり、飽きが来てしまったりする場合に、嫌になってしまう方もいらっしゃいます。

上手く描けないとすぐにそのイラストを放り出してしまうと、上達が極めて難しいのも事実なので、まずそういったこともあると意識して取り組みましょう。

 

最後まで描ききって完成させることが大事。

人間には当然得手不得手があるので、顔の中でも特に目を描くのが下手な人もいれば、髪型を上手に描けない人もいると言ったように、苦手とすることは誰にでもあると言えるでしょう。そのため、違うイラストを描いていても、投げ出したくなる部分は大体同じになってしまいがちです。

その時にすぐに諦めてしまうと、別のイラストに取りかかっても、また同じような部分で放り出したくなってしまうといったように、繰り返しになってしまいます。このような問題を解決するには、たとえ上手く描けなくても、最後まで描ききるように心がけると良いでしょう。そうすることで根気が養われますし、苦手な部分が少しでも上手く描けるようになって行きます。

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